アカデミック、深刻な人手不足?
どーも伊予柑です。
任期が単年度更新なので去年からチラチラと大学教員の募集(J rec in)を眺めたりしてまして。まぁなかなか良いとこがなかったり、出してもお祈りされたりと苦戦しとります。
僕が次のポストを探しとるらしいぞという情報は、狭い世界ですので同じ分野の先生方で共有されているらしく、2月になってぜひウチにと言う勧誘がちらほらあったりする。
誘ってくれる先生方は大変魅力的なので分身の術が使えるなら全部行ってみたいくらいなんですがまぁ無理なのでどこかに落ち着く必要がある。
だけどそれで誘ってくれる先生方が「本当に人がいない!」と口を揃えているので、やっぱり若手、僕たち30前半の人がいないようだ。
僕と同時期に留学してた人たちは米国製薬だったり米国ベンチャーにごっそり就職してアメリカンドリームを掴んでるので全然日本に帰って来てないのでは、と思ったりもする。
要するに今の深刻な人出不足は、博士課程の国内企業就活事情がよくなったことと、海外の就活のハードルが下がった(のか?)こと、博士課程の進学者が減っていることがバッティングしちゃった結果ではないかね。
まぁ一番やばいのは、そんなに人出不足なのに大学の現場からの悲鳴が大きな声になってないことだろうと思うよ。
教授二人退職して募集一人とか、空いた助教ポジの採用はいつになるかわからないってのを現場で見てるので、こりゃ5年、10年の日本のアカデミックの衰退は資金投入しても回復しないだろうね。
以上、現場の感想でした。みなさんどー思いますか?