Dr.ピペリジンのブログ

少年は思った、ドラッグストア でポテチ売りたいな。そんな気持ちで薬学に進学した人の後日談。お問い合わせも気軽にどうぞ。

闇実験はじめました

どうも伊予柑です。

闇実験*はじめました。

*闇実験:自分に与えられた研究テーマとは全く関係のない実験のこと。本来の研究テーマが進まなかったり先生の興味の対象外だったりしてよく思わない先生が多い印象。しかし一部では闇実験こそ重要と考える人もいる(気がする)。

 

私、実は今まで闇実験というものをほとんどやったことがありませんでした。

ただ直向きに与えられた研究テーマをこなす。それだけで必死なので他に手を出す余裕もなく今まで過ごしてます。

反応開発だと次のアイデアが闇実験から生まれることもあるのかねぇなんて思いつつ、もしかしたら全合成と闇実験てあまり相性が良くないのかもしれません。

皆さんはどう思いますか。

それで今回始めたのが一つ前のポジションで「あれ、これってもしかして?」と思ってたけど手付かずだったやつを試してみよかと一念発起してやってみることにしたのです。

いやこれが結構楽しい。次はどーなるんだろ。本当にアイデア通りになるのかなワクワク。とか考えてると夜も眠れないぜ。気になってしまって最近4時起き。ベッドの上でむにゃむにゃしながら赤ちゃんが起きたらオムツ変えたりしてる。すっかりイクメンなんです。でもさすがに眠い。

とりあえず1例が成功したら教授に相談してぽちぽちやってみたいのぅ。論文数が足りないって言われてるし。

あ、そうそう、職場が東京に近くなったこともあり大学院時代の後輩が研究室に遊びにきてくれました。彼は博士号とったあと直ぐに東京の私立大学で助教していて、それはそれで苦労してそうなのでお話できて良かったです。話を聞く限りだと大学院に進学するのが10人に一人いるかどうかくらいの割合で、しかも就活が終わってから研究室配属らしく研究に対する意欲があまりないんだそうで。ぶっちゃけ就活終わった後の卒論研究ってどこの大学でも映画のエンドロールくらいの感覚なんですよね。研究どんどんしたい先生から言わせれば「あのさぁ」って気持ちはわかりみが深いですわ。

そう考えると海外でポスドクして真剣に自分の研究テーマと向き合うだけの時間って貴重だったなぁと思います。(余韻に浸るなら論文出してからにしろ小僧!)

最近研究室の後輩なんかと話していると海外でやっていけるか不安、実力が足りないみたいなことを言ってるけど、海外行ったらまぁそれなりに鍛えられるし海外で全然ダメダメだったら日本でもダメなのでとりあえず行ったら良いと思うんだ。

僕もまぁぶっちゃけオックスフォードの論文出てないんで偉そうなことは言えんですけど、いちお帰国前に全合成は達成したし、もうちょっとやってみようと思ったのでアカデミックにる感じです。

とにかく僕は海外ポスドクは超おすすめ^^ですよー。このブログを見て海外に興味持ったらどんどん行ったらよろしいがな!!

では今日はこの辺で!