家主が家賃上げると言ってきた！適切な対処法は？【イギリスの住宅問題】
どうも、イギリスに帰って来てから１ヶ月半が過ぎました。今月の家賃を支払ってから一週間後、家主から突然家賃引き上げのメールが来ました。
恐怖の家賃引き上げメール
We'd like to increase your rent to £■■■ pcm from 1st September 2018. You have been here for more than a year and the increase is only ~5%. We hope this is okay with you.
Best wishes,
家主
（ 要約：私たちは９月から家賃をXXXポンドに引き上げたい。私たちはそれをあなたがオッケーだと希望する。）
はい、もちろんパニックです。
具体的な数字は伏せますが家賃は月１０万円程度（日本なら家賃３万くらいの物件）。
は？マジでなんなん？
一年以上住んだから家賃上げるよ、の意味がわかりませんし、全然 okayじゃないよ！
To be honest, I'm not happy for increase house rent. o(｀ω´ )o🖕🖕🖕
ということで家賃上げの詳細を聞いたところ、次のような返事が返って来ました。
The new rent (less than 5% increase) is to cover the 3% inflation and 2% increase of our mortgage on your room.
Best wishes,
家主
（要約：新しい家賃（引き上げは５％以下）は３％のインフレと２％のモートゲージ。）
３％のインフレと２％のmortgage（なんじゃそれ）。わからない状況をわからない言葉で説明されるという。
とりあえずさらに質問、インフレの指標は何？mortgageってデポジットじゃないの？と質問したら返事が返って来た。
You'd better to compare us with other landlords: how high their rents are? How much they increase their rents? A yearly 5% is overcharging. Some landlords may increase their rents by 10%.
Mortgage is the money we need to pay out monthly for many years and was setup when we bought our house. It is affected by the economy and has been increased significantly. It is expensive to buy and maintain a house in this good area.
Inflation rate is public information that can be found in the Web. It is an average of 2.75% between Jul 2017 and Jun 2018. We could increase your rent last year when the initial six-month fixed time finished. But we didn't, as a good will to you.
If you don't agree with the rent increase and want to rent somewhere else, you could give us two months written notice (email is valid for this purpose) and move out by then. However we hope you accept the new rent and stay.
Best wishes,
家主
（要約：他の家と比べて高い？家賃は普通毎年上がるよ、１０％上げる家主もいるんだぞ！モートゲージは買った時に借りたお金でインフレで上がるの！イギリスは２０１７年に比べてインフレだ！家賃引き上げが嫌なら出て行け！）
うーん、mortgageは家を買った時のローンの金利みたいなものかな。要するにインフレだからってことらしい。
何よりメールの最後の一文にはちょっとイラっとしました。
いきなり家賃上げると言ってきて、応じないなら２ヶ月前に通知してから出て行け、とな。o(｀ω´ )o 激おこプンプン丸（もう古い？）
とまぁ、このメールだけだったら相当にイラついていたんですが、家主が資料をいくつか添付してました。
イギリスの家賃引き上げとインフレについて
１、イギリス政府の公式HPより、イギリスの家貸しについて
４、 ２０１７から２０１８年のイギリスのインフレ率
ふむふむ、以上の資料を読んでわかったことを書きます。
まず、イギリス政府の公式HPから、家賃は家主が自由に決めれるということ。
次に、２番目の資料によると家主が家賃上げるぞ！と言ってきた場合、周辺住居の家賃と比べて不当に高い場合は裁判所に申請できるということ、それ以外のケース（家賃が周辺と比べて妥当）は特に家主に逆らえないとのことがわかりました。
もともと安めだった家賃なので、引き上げ後は周辺と同じか少し安いくらいです。これはつまるところ、同意するか引っ越しかの二択しかないとの結論に至りました。
結局、家主には親切な情報提供のお礼と家賃引き上げに応じる返事をしました。
大人な対応でしょ。（血管はプチプチいっとりますがね）
そもそも、事の発端は？
今の家には１年と１ヶ月住んでいます。どうしてこのタイミングで家主は家賃引き上げを言い出したのでしょうか。残念ながら思い当たる節が一つあります。
それは、僕の今年の給料が去年の倍近い額であることを家主に知られてしまった！
では、どうして給料を知られたか？
話は先月末に遡ります。
月末に家主から今月の家賃を振り込んでとメールがきました。まだ大学から給料を貰っていなかった僕は、家主に大学に給料の振込日がいつか聞くから待ってとメールしたところ、すぐさま次のような発狂メールが届きました。
do you mean that your July salary from the university has been delayed? For what reason? Until when? I’d like to discuss your finance situation with you on this Saturday at 10am. Is the time okay?
家主より
（要約：給料遅れてる？なんで？いつまで？あなたの資金について話し合おう。土曜１０時でいい？）
給料日聞いてみるって言っただけなのにこんなに責められるかね。
これにイラッとした僕は、ちゃんと家賃払えるんだからゴチャゴチャ言うな！という意味で、銀行口座を開設する時に大学からもらった書類を家主に見せました。そこには雇用期間と住所、そしてご丁寧に年棒も記載されていたのです。
これを見て家主は言った。
「あら、給料良いのね！」
その一週間後に来たメールが記事冒頭のそれである。
We'd like to increase your rent to £■■■ pcm from 1st September 2018. You have been here for more than a year and the increase is only ~5%. We hope this is okay with you.
Best wishes,
家主
はい、もう完全に自分のミスです。大人しく今年もビンボーです感を出しておけば、多分家賃引き上げなんてなかったのではと思います。世の中、取れるところから取られるのです。大事なのは、法を犯さない限りはお金があることを察知されないことでしょう。今回の一件で勉強になりました。もし、海外で家を借りる人は、必要に迫られない限り家主にはぜっっったいに年棒や預貯金を知られないようにしましょう。
あー、テンション下がるわ〜。
