あわや教授会に短パンTシャツで突撃しそうになった話
新しい大学に赴任して2週間が経ちました。
0歳児の育児と研究に忙しく過ごしております。
さて、今日は着任早々教授会に短パンとTシャツ姿で突撃しそうになってしまった小話をしよう。
あるジメジメした天気の日のお昼前、教授がふと聞いてきた。
教授「今日教授会があるんだけど、新任の挨拶とかあるんじゃないの?事務からメール来てない?」
僕「え、ソーナンスか?なんも来てないですよ」
念の為メールを再チェック。やはり何も来てない。
なーんだ、挨拶なんてないんだな。そう思って僕は(その日に限って)家にお昼を食べに帰ってた。
家についてお昼を食べてる途中、スマホに二、三件の着信(バイブ)があったが気にも留めてなかった。
しかし遂に長めのバイブが。何事かと思ってスマホを手に取ると画面に表示される教授の名前。焦った。
僕「はいもしもし亀よ」
教授「亀さんよ。じゃねーよ。お前やっぱり教授会で挨拶あるから今すぐ研究室に戻って来なさい」
僕「えー!マジっすか。わかりましたぁ。」
お昼を中断し速攻で研究室に戻る。
そして教授の姿を見て愕然とした。
正装だ。
僕「え、スーツですか?」
教授「当たり前だろ!なんだよ短パンにTシャツって!!」
僕「教授会とか初めてだからわからんですよぉ涙目」
教授「とにかく事務が呼んでるから行くぞ」
僕「ファーい」
事務室まで小走りで歩いていく。
途中で准教授にばったり会って事の経緯を話すと格好について「新しいね」などと言われつつもなんとか事務室にたどり着く。
事務「あのー先生(僕)、今日の教授会で最初に5分ほど挨拶してもらうのでよろしくお願いします。私うっかり先生にメールするの忘れてて、連絡が遅れてしまってご迷惑をおかけしました。教授会の5分前くらいに教授と一緒に会場に来て下さい。」
スマホの時計を見る。
13:08
教授会は14:00開始
連絡が遅れてしまったの遅れ方が半端ねぇ!
スマホアプリのリリース予定じゃねーんだから。
幸い家が大学から近い(自転車で片道15分)ということも会って急げばギリギリか?
教授「格好なんとかして!」
僕「30分で戻ってきます!!」
走れメロス。
全速力でチャリを漕ぐ。
漕ぐ。
漕ぐ。
漕いだ。
汗だくで13:15には家についた。
家のクローゼットに一直線でスーツを漁る。今着るとチャリ漕いで汗でベチョベチョになるから持っていこう。
スーツ一式を紙袋に入れて大学に即リターン。
帰りは近道を使って10分で大学に到着。トイレに駆け込んで着替える。
が、ここで大きなお過ちに気がつく。
持ってきたスーツ、なんと学部生の時にサイズ合わせた奴だった!!
腹がっっっ!!!入らん!!!!!!!
グググ、ギュギュぎゅー。
お腹とホックとチャックが悲鳴を上げつつとりあえず着た。
アイスクリームがコーンの上に乗っかってるような、そんな下半身になってしまったがもう取りに帰る時間はない。ダサいにも程があるが諦めだ。
時間は13:45分。
なんとか教授会に参加できた。
いやほんと大変でしたよ。