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奨学金破産しないためにも、大学進学を判断するのは親だ!#奨学金を有効活用しよう

 イギリスからこんにちは、ライブドアニュース奨学金関連の記事を読みました。

 

news.livedoor.com

 

 僕も昨年の10月から11年間借り続けた奨学金の返済が始まりました。奨学金返済中の身として、これは笑えない問題です。返済中と言っても実は、30歳にもなって親に返済を肩代わりしてもらっているのが現状です。そんな奨学金歴11年のプロ(なにそれおいしいの)が、奨学金で大学に進学することについて書きます。

 

 

①大学進学する人に奨学金=借金という感覚がない(もしかしたら親も?)

もちろん、いつか返さないといけないもの、という程度には考えています。感覚は夏休みが始まった直後(あるいは始まる前)の宿題に似ているかも知れません。借金は怖いという感覚はありますが、奨学金には全く抵抗を感じないんです。何故か。理由は簡単です。みんな借りてるから。あの子もその子も、お兄ちゃんもお姉ちゃんも、みんな奨学金を借りて大学に進学しています。今や大学生の二人に一人が奨学金を借りています。そういうもんだと思って思考停止で奨学金を借りて大学に進学します。親もそういう感覚がないとは言い切れないでしょう。僕の場合は6年制私立薬学部だったので入学金、学費ともバカ高く、親から奨学金を借りるようにお願いされました。兄が奨学金を借りて私立大学に進学していたので、僕も奨学金を借りることになんの抵抗もありませんでした。僕が実際に、奨学金の返済がヤバいと感じ始めたのは、なんと博士後期課程3年の4月、年齢にして28歳でした(遅すぎ)。要するに、それくらい漠然と借金を作ってアボンしているのが、今の奨学金問題の核心だと僕は考えます。

 

奨学金制度は悪か。

 僕は日本の奨学金制度が良いとは言いませんが、悪いとは思いません。僕は11年間無利子で利用出来たので、そんな金貸しは他にないという風に考えれば有難いことです。返済のプレッシャーから、擁護したくない気持ちもありますけどね。有利子でさえ、普通の金融で借りるよりはかなり良好な利率でしょう。それよりは大学の学費が高すぎることの方が問題だと思いますよ。奨学金の話から逸れるのでここで学費問題について言及はしませんけど。

余談ですけど、僕は奨学金の恩恵を十分に受けました。薬剤師免許、博士号、博士課程の奨学金返済全額免除、博士号を利用して研究員としてイギリスに留学、最後はEUの研究助成金奨学金を一気に返済予定(月収80万くらいなんで返せるでしょ、多分)。ついでにイギリスで人脈が広がりました。

 

 

③大学進学=投資と考えよう。

株主は親、投資先はもちろん子供。

大学進学(投資)に関して、我が子なので審査は激甘になりがちですが、ここはひとつ、奨学金を借りてでも大学へ進学させるべきか、投資先として優良かどうか、親がしっかりと判断しましょう。18歳の子供に大学卒業後のライフプランニングをせよ、と言ってもまず無理でしょう(それが出来るほど子供が賢ければ奨学金返済地獄にならないって話)。

 

 僕の場合は高校の時ろくに勉強もせず、とりあえず受かった底辺の私立薬学部に奨学金を借りて進学しました。親は100万円ほどの入学金も大学に収めてくれました。投資先としては「薬剤師免許取得可」をチラつかせる限りなく胡散臭い物件ですね。投資の成功条件はもちろん我が子の大学卒業+薬剤師免許の取得。そんな僕によく投資してくれたものだと感心しますが、親も賢かったと思います。大学入学前から投資の条件をきちんと決めていました。その条件は留年=即退学です。底辺私立薬学のストレート進学率は4〜6割で、国家試験の合格率は7〜9割です。つまり、底辺私立薬学の入学者全体のうち、投資先として成功するのはせいぜい3〜5割ということになります。留年=即退学を条件にすることによって、投資失敗の損きりが素早く明確になります。

 

僕の経験では、理系の地方国立大学以上であれば十分に優良な投資先だと思います。後輩達はなんだかんだで、みんなきちんと就職に結婚と、若者の貧困や奨学金破産とは無縁の生活を送っているようですし。底辺私立薬学の場合はストレート薬剤師免許取得率は5割程度(今はもっと低いので注意)だったので、まぁ微妙ですね。子供をしっかりと見たほうが良さそうです。例えば大学受験で私立薬学部と同時に地方国立の理学部あたりを受験させて、合格した場合は進学させるくらいの厳しい査定があっても良いんじゃないでしょうか。これは完璧に僕のケースですが、僕は高校の時、地方国立の理学部と底辺私立薬学の両方に合格していました。ドラッグストアでポテチ売りたかったので薬学部に進学しましたが。とりあえず、その程度の学力があれば薬学部の勉強は余裕でした。底辺の文系私立は、、、僕なら投資しませんよ、絶対に!

 

要は、親が子供の将来設計を一緒に考えて(強制ではなく)、奨学金を借りて、どういう風に返済するか、返済できない場合はどうするか、その見通しがたった段階で大学進学を決めると良いと思うのです。

 

 

 

余談の余談

奨学金を有効活用するということ。

 愛媛の田舎の勉強しなかったモンハンキチガイのバカ高校生だった僕が、来年度からオックスフォード大学のマリーキュリーフェローになる。それに奨学金を利用したってわけだから、我ながら天晴れだ。ただ、これだけは知ってほしい。なんとなく過ごしててこうなった訳ではないということを。僕は普通の大学生がバイトや遊んでる時に必死で研究した。大学生の時は朝の8時40分から夜の6時まで月〜金で講義、そのあと6時から研究室で朝の3時〜4時まで毎日研究。土曜日は朝から日曜日の早朝まで研究。バイトもできず大学生活6年間、同じ服、同じ靴に同じカバンだった。カバンは小学校から使ってたやつ。大学院でもひたすら研究した。月曜〜土曜は朝の9時30分から夜の1時まで、実験によっては朝の8時までかかることもあった。日曜日は夕方から大学で勉強したり研究について考えたりした。それでも職があるのか、奨学金を返せるのか、博士課程で悩んだ時期も大いにあった。それがやっと、、、やっと実ったのだ。奨学金の返済に苦しんでいる人、残念ながら奨学金破産してしまった人、学生時代に奨学金に見合う努力はしたのだろうか。奨学金を有効活用するということは恐らく、ありえない程、想像を絶するほど大変な努力が必要だ。僕は無利子でお金を貸すからもう一度同じ努力をしろと言われてら、絶対に嫌だと断る。奨学金を借りているということは、それほど貴重な時間を過ごしているのだと受け止めて、専門とする学問に励んでほしい。