最低の成績から薬学部を目指す【進路のはなし、第2回】
最初に僕の高校の時の話をします。
高校時代は、初代モンスターハンターのオンラインにハマり毎日ゲーム三昧。夜の11時から朝の5時くらいまで、6時間くらいは毎日モンスターハンターをプレイしていたと思います。朝の5時っていうのは親が起床するちょっと前なので、徹夜でゲームしてるのがバレないようにベッドに行ってました。夜寝ていないので、授業は全て睡眠時間でした。(物理の先生は怖かったのでかろうじて起きてました。)授業が終わったら部活へ行って、部活動はそこそこに部室で友達とPS oneのアーマードコアをやったりしてました。部活が終わると塾に行って、塾でも寝てました。(辞書のカドで先生にいつも叩き起こされてましたけど。)そして、塾から帰ってきて夕飯を食べ、お風呂に入り、夜の11時からゲームのスイッチオン。土日は部活と塾以外、朝から晩までモンスターハンター。毎日、こんな感じでした。
こんな生活だったので、成績は本当にヒドかったです。どの程度かは以下を参照くださいませ。
理系なのに数学の定期考査は29点で呼び出し。(その29点は、前日に塾の先生が試験に出そうな教科書の問題を選別してくれて、それがそのまま出題されただけ。)
英語の先生に呼び出された時は「どうして英語の勉強をしないの?」と聞かれたため、真顔で「日本人ですから!」と答えました。それ以来、英語の先生からは何も言われなくなりました。
古典の先生は、一番前の席で寝るヤツは無礼だということで授業中に散々怒られて、その後で担任にもしっかり怒られました。(ちょっと納得がいかない)
地理の先生からは「まさか受験で使わないよね?」と聞かれて、「使いません。」と答えて事なきを得ました。
アホか?
アホですね。
こんなにアホでも高3は受験の年です。将来を考えました。
やっと本題です。
最低の成績だった僕が、高3から薬学部を目指そうと思った理由は五つ。
1、同じ塾に通っていた好きな女の子が薬学部を目指していたから
2、自分はどうしようもないアホなので資格がないと生きて行けないと思った
3、私立薬学は英語、数学、化学で受験できると知り、国語と社会がいらないならなんとかなりそうと思ったから
4、スターオーシャン2に出てくるボーマンっていうキャラが薬剤師で、カッコいいなって思った
5、ドラッグストアでポテチ売ってしっかり給料が貰えるなんてスゴイ!幸せ!
アホか?
アホです。
実は、小さい頃からの夢は小中学校の教師だったのですが、どう考えても良い大学には行けそうもない、地元に教職関係のコネもないので無理だな!って事で高3の春にスパっと諦めました。物理は好きだったのですが、数学が壊滅的だったので工学部はやめました。理学部はよく分からん、という事で考えすらしなかったです。
こんな進路戦略を立てつつ挑む、高3最初の進路指導。(高1、2の時の志望進路は教育学部にしていたので、担任も教育学部の資料は準備していた事でしょう)
「先生!僕、薬学部に行きます。」
担任と親が椅子から滑り落ちそうになりながら、担任はかろうじて言いました。
「知ってる?薬学部って相当難しいのよ?」
とまぁ、こんな感じで薬学部に行こうと決心したんですね。
第3回に続く。